発症した時のこと

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自己紹介がてら、発病した時のことを書いてみようと思う。

発病って言葉を自分なりに表現するとしたら、病気を公に発見してもらえた時のことだと思っている。なぜなら私は、派手な急性期が来る前から、自分は統合失調症じゃないか?って疑っていたから。そのぐらい、発病前の方が生きにくかった。高校生ぐらいからかな、人がジロジロみてくる感覚、自分のことを噂されている感覚、思念伝播、過度なプレッシャー。

なんとかしたくて、私は催眠療法(ヒプノセラピー)に辿り着いた。催眠療法って何?ってなると思うので簡単に説明すると、催眠術とは全然違うよ。「したいけどできない」みたいな矛盾を、潜在意識まで掘り下げていって、今を生きやすくしようぜというもの。例えば私の場合は、上司に甘えたいけれど、いつも行動に移せず、表面では興味のないフリをしていたのでした。それはなぜだろう?って理由を深掘りしてくのが催眠療法。ちなみにその理由としては、前世の若い男(私)が女の子(甘えたい上司)をレイプした事で自分の故郷を追い出された失敗体験からでした。それで、今世は自分の欲に流されないように、我慢をしていた。

話はだいぶ外れたけど、催眠療法を受けた後、世界がガラッと変わって見えた。甘えたかった上司に気楽に話しかけられるようになり、全てのものがキラキラして見えた。私はとにかく多弁になり、知らない人に話しかけまくり、時には街中で怒り狂い、行動的になった。今まで我慢していたものが一気に爆発したみたいだった。この時に、発症したんじゃないかと思われる。
いろんな感情が爆発した私は、ネット上で喧嘩をする、でも喧嘩慣れしてない私は言葉をオブラートに包みすぎて相手にも周りの人にも理解してもらえなくて急にキレ出す人みたいになった。なんて大変なことをしてしまったんだーって自分をものすごく責めた。当時地元から離れて暮らして周りに知り合いのいなかった私はネットの世界が全てだった。だから全てを失ったみたいな感覚になった。それからネットの人にずっと監視されているような感覚や、一人ひとりのアイコンが不気味に見えた。そして2022年の大晦日、怖くて怖くてパニックになった。深夜、地元にいる親戚に連絡をとり、始発の新幹線で帰る。そのまま精神科に連れて行かれ強制入院。

トラウマを扱う時すごく脳にストレスがかかるらしい。「パンドラの箱を開けるようなもの」と医者には言われた。箱を開けたものの、そこには大量の他のトラウマも詰まっており一気に出てきてしまった、それに脳の処理が追いつかなかったというイメージ。

催眠療法がきっかけで発症してるけど、それをしなかった世界線は今よりも辛かったと思う。どれだけ自分をいじめてきたか知ることができた。派手な急性期があったから周りの人がこの病気に気がついてくれたし、理解してくれた。それに、自分はもう「ふつう」に生きなくていいんだって肩の荷が降りた気がする。

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